誰もが、数学がわかる方法とは。将棋や囲碁を例に取りますと・・
考えて解くという意味では、代表的なものに、将棋や囲碁があります。
常に何十手先まで考えます。
しかし、将棋などでは、はじめから考えての指導ではありません。
まず、棋譜(きふ)といって、「相手がどこに打てば、こう打つということ」を、
無数の場面に合わせて覚えていくということから始まります。
これをしない人が、これをした人に勝負を挑むと、
縦と横に縦横無尽に動き回れる駒である飛車(ひしゃ)、
斜め前方・後方に動き回れる駒である角(かく)がなくても、あっさり負けるのが普通です。
そして、プロとしての考える一手は、その棋譜の応用をして、考えられていきます。
元々、学校で習う数学は、答がわかっている数学です。
それを時間をかけて考えて、解いたと言って、どれほどの実力がつくだろうかと思います。
数学でも、解けていない数学、たくさんあります。
それに挑戦するのが、考える数学ではないかと思っています。
学校の数学は、棋譜のように「こうすれば、こうなる」と理解して、
覚えいってもよいと思っていますが、どうでしょうか。
そうした数学にあって、数学が「なぜ、こういうことになるのか?」
解答の逆筋が理解できないのは、
9割方、「単に解答の省略があるから」だということ、ご存知でしょうか?
数学を理解するとは、解答の筋道を理解するということだと思います。
そのため、数学が理解できないという時は、解答に、AからBにいくのはわかった。
しかし、どうして、BからCにいくのかわからないのか?という場合に、
「理解できない」「わからないという」言葉が出てくると思います。
そして、自分は、数学の理解力がないんだと思い込み、
数学が嫌になって、できなくなってしまうという状態になっている方、多いです。
実は、この時、BからCになるのに、その経過が、
逆筋の1つか、省略されているからというのが、ほとんどなんです。
もし、その省略がなければ、自信をもって、言い切ります。
「誰もが、数学がわかります。」
今回、TH君が1年で数2で全国トップの点がとれたというのも、
その対策を指導しただけで、そうなりました。
その数学のビリから全国一にした対策とは!
つづく